2月もいよいよ終盤、もうすぐ春ですね!♪

ウジャマー・ジャパン(UJ)の活動もいよいよ最終段階に入ります。
これまでは子どもたち全員を支援してきましたが、2015年度より選ばれた奨学生のみを対象の活動になります。現地スタッフと日本スタッフが話し合って奨学生を選びましたが、さほど難しい作業ではありませんでした。これまで続けてきたインタビューでおおよその見当がついていましたから。その結果、パラス村のシドラ、スルリ・スッチャのアムリーン、ムザファラバードのファティマ、ファタイン姉妹の4名に決定しました。そう、全員、女の子です。その理由は、ご想像のとおり、女の子のほうが教育を受ける機会に恵まれないから、なのです。

では、4人の女の子を改めてご紹介しましょう。
まず、パラス村のシドラちゃん。何度か彼女のことはこのブログに書いてきましたのでご記憶の方もあるかと思います。私たちの前に現れたかわいい8歳のシドラちゃんは、今は16歳のカレッジの1年生、すっかり「女性」になりました。


そのシドラちゃんからメッセージが届いています。ご覧ください。ウルドゥ語から英語に訳してくださったのは、東京在住のアリームさんです。

1)Sidra Akhtar です。今、カレッジの1年生です。勉強が好きです。UJのみなさまから、8年にわたり、奨学金をいただいてきました。いただいたお金で本ほか学校で必要とされるものを買ってきました。みなさまのご支援に感謝します。

私はお医者さんになりたい。でも、なれません。私の住んでいるParas には理系の学科がありません。ですから、先生になろうと思います。それが神様のご意志であれば(註:モスラムの方たちの日常的な表現です)。

私の好きな科目は英語です。勉強が好き!です。それから教職のコースもとっています。
私の学業を支援していただき、本当に有難うございます。

2)Bakakot 地域の一斉テストで、9年生、10年生と連続して1番になりました(註:10年生の後、カレッジに入ります)。これからもしっかり勉強して、また、1番になります。

英語の勉強が好きです。けれど、Paras には英会話のコースがありません。英語が上手だったら、このメッセージを英語で書けたのですが。

                  (成績表)

シドラちゃんの誇る成績は成績表が十分に証明しています。
具体的な将来像を描いているシドラちゃん、UJはこれからも応援を続けます。