身体の力を抜いて静かに相手に身体を委ねて「浮き身の姿勢」逆らわず呼吸だけはしている。初めのうちは誰でも自分で意識してここに気をつけなければいけない。こうしちゃいけない「正しい理法を念頭に置いて違うことはしない・例えば力を入れる」というように考えながらフォームを作る。色々師範に注意されているうちに 細かいところが気にならなくなってくる。それどころか自分がやっている行為すら忘れるようになる。そうなった時にはじめて最も能率的で合理的なフォーム・正しい理法・体勢・心法」〔合気道〕が確立してくる。相手も自分も一体になっているように感じられる。「自己の心身および他己の心身をして脱落せしむるなり」の境地に達する。


 左の岩は浅間山の溶岩 右が富士山の溶岩

里見道場庭園内 浅間山溶岩 約3トン