始めた頃は型を覚えるだけで精一杯、そこの道場の技術や良否は解らない。技術が正しいか正しくないかは稽古を初めてから何年もたってから気付くことが多い。その時では遅い、すでにそこの中堅になっているから。つまり、どっぷりつかってから気付く人が多い。つかる前にやめる人は成否が解らないまま辞めるか、止めるか、訳が分からないので病めるままに辞めていく。指導法にはいろいろありますが、私が薦められない稽古場の特徴は①私に合わせろ、掴んだ手は離さないこと、そのためには体を柔軟にして私の動きについてくれば離れない②受けも取りも力まないこと③片手取り転換の受けはおみこしを担ぐように体を下に、手のひらを上に④お互いの気持ちを忖度する。⑤初心者にこの指とまれと手首を追いかけさせる。初心者にかたい、リキムナと力を抜くことを強要する。他にもいろいろな特徴がみられますがここでは割愛します。長く続けたいと思う人は最初(入門)が大切です。優秀な指導者の道場には優秀な人達が集まるものです。「類は友を呼ぶ」と言うことわざがあります。教えてもらえるようならばそこの人達のスポーツ、武道等の経歴も大変に参考になります。武道の高段者やスポーツ等の経験者が多数在籍しているところならば安心です。攻撃側(受け)の力を的確に抜く技術(合気)を的確に解説しているところを選ぶとことを薦めます。型をある程度覚えたころに辞める人が多いがそこからが上達の始まりです。どうか飽きないで稽古してください。