相手を無力化できたとしても強くなった訳ではありません。合気(無力化)は武術の崩しの一側面でしかありません。私の稽古の中心は合気の錬体づくり、中心軸づくり、そして歩みです。今朝の稽古は合気道には突きは無いのですかと言う質問があったため、植芝翁のことばに、もし悪漢に出くわして戦うときは「突き七部、投げ三部」と言われたことを伝えました。合気とか二教や三教等のちまちました技のことは言っていません。門下生の質問にたいして、道場にある空手の稽古に使う蹴り、突きの打撃を防御する用具を使い合気の突きを指導しました。普段 稽古をすることも教えることもあまりないのですが、体のうねりを使った打撃に皆さん納得できたようです。約数メートル飛んだのですから。あと、腰投げについて解説と稽古をしました。柔道とは異質な合気道の投げは投げない投げです。