私の門下生がある場所で教えています。しばらく前のことですが、盲目の人が入会したのですが(盲目の人にはアシスタントがついています)、教え方が解らないと相談されました。私の答えは合気道の稽古の一つにお互いに目を閉じた稽古があるのでやりましょう。と答えて、まずはお互いに手を合わせてから、目を閉じて一教の表、そして裏を稽古しました。目を閉じた稽古は非常に有効です。まずは軌道が観えてきます。力が抜けます。体の向きが理解できます。いろいろな合気道技が稽古できてしまうのが不思議です。盲目の人には限界はありますが、楽しく続けてもらいたいと思います。ただし、盲目の人との稽古は一般人と一緒ではありません。あくまで特別稽古です。