受けの攻撃と取りの捌(さばき)きの方法は、攻撃相手の動きとスピードに対して取りが拍子(リズム)を合わせることが大切だと宮本武蔵の五輪書の中に出てきます。攻撃相手に合わせると言うことは動きとともにスピードも相手の拍子に合わせることで丸く制することができます。音楽では三々七拍子等調子を合わせることを学びます。人間関係では調子の良い奴や調子に乗っている奴は端から見ている人にとっては嫌な奴でしかありません。調子は音楽から来ています。調はしらべ(音の高さ,速さです)。調子よく先輩に合わせる(言葉を周す)後輩は可愛がられます。相手に合わせることも稽古、合わせないことも稽古、この相矛盾した稽古が合気道の持ち味かもしれません。合わせすぎると相手は調子づき、達人と勘違いする人まで出てきます。合わせないと嫌われます。非常に微妙な稽古ですが、現実は攻撃側が合わせてくれることはありません。つねに相手の弱点を攻めてきます。相手が合わせてくれているのをいいことに、調子に乗らないようにしてください。つねに謙虚で。打ち込んで来る相手を止まった状態で両手で受け止める事はチョット違うかな?心当たりがありませんか。相手をだますためにはコツがあります。コン