一つの道を究めれば全てのことに生かせること。上達にはある程度の法則性があり、一芸に秀でる過程で物事の本質と法則を体得することができれば、他の分野にも応用が利くということ。合気道は日本国内において数少ない総合武道です。体術ではありますが、剣を操作すれば合気の剣、杖を操作すれば合気の杖と言われます。体=剣術=杖術 合気道は武術だけでは無く、生理学や物理学、心理学、ツボ(医学)等も知識として取り入れないと成立しないことに気づくことで「一理に達すれば万法に通ず」と言う表現に説得力が増してきます。昔の武士は医学、薬学に詳しい人も存在しました。戦場の怪我の手当は重要です。戦国の世から平和な江戸時代になり、武士を辞めて医者として生計を立てた人が多いと聞きます。戦国以前の上級武士は武術、薬学、文学等に精通していたそうです。足利学校はそうした人達の学校だったようです。