闘争心、勝負にこだわる、生きるか死ぬか等試合のある武道やスポーツは勝たないと認めてもらえないので必死に努力する。それはそれで結構なことですが、試合のない合気道はもともと勝負が無いのだから勝ち負けが最初から無い。そこで、なにを目標にすれば良いのか困ってしまうが、禅哲学者の鈴木大拙氏は合気道は動く禅と絶賛したとのことですから、そこのところに意識を変えれば良いのではと思います。倒そう、勝とうと思う心から崩そう、寄り添おうと考えると天の理法、宇宙との一体化が見えてくると思います。江戸時代の有名な剣豪の多くは剣術から剣道(剣の極意を求めて悟りの道)体道に至っています。