柔術(合気道)は力だと考えている人はどうしても腕力や腰の力に頼る傾向があります。力を出すためには腕力が必要と考えるのが世間の常識です。ですが、人間の体の中には見えない力(陰の力)が潜んでいます。この潜在能力開発には方法があり、稽古をしながら見つけなければなりません。合気道は世間の非常識からこの方法を見つけだす方法論だと思っています。人間の能力の例で、火事場のくそ力があります。「火事の時に老婆が重い箪笥を一人で運び出す」は人間の最大能力が発揮される例ですが、体を壊してしまいます。(壊さないための制御システムが備わっているため普通は出ません)しかし、ある程度の力は体の使い方で出すことができます