今年も108の除夜の鐘によって令和五年が開けました。仏教では108の煩悩を鐘で表すと表現していますが、神道では10と8に分けて考えます。十は神を現します、八は開けることを現します。神が開けるということです。門松は神を家の門で待つと言う意味です。初詣は神社に詣でるのが本筋ですので、神道で正月を考えると初詣は昨年お世話になりました、今年もよろしくお願いしますと挨拶しますが、お願いは後日するのが本来の神社詣でだそうです。〔人間の世界でも、新年早々に会っていきなりお願い事や注文をしたらなんて非常識なやつだと思われませんか〕そして、家を守ってくれる神様どうぞお越しくださいということで、神社でお札を受けて家に帰るとともに神を門で待つと言うことになります。合気道は日本の歴史と伝統に則った武道です。各道場では鏡開き(太鼓の音)で稽古は始まります。鏡は武道の神様を表わします。一年を無事に稽古精進できますようにと拝み、そして神様への奉納演武をおこない直会「なおらい」〔神様と共食〕して終了しますが、社会事情が思わしくないため、鏡開きの予定はありません。5日の夜7時の稽古からです。今年もよろしくお願いします。