一般的な陽流は先手必勝、先に攻撃をする戦法。それに対して陰流は待ちの戦法ととらえる傾向にあります。陰流の代表格である新陰流は皮を切らせて骨を切れ、骨を切らせて命をとれと言う言葉のとおり、相手に攻撃させながら攻撃する。群馬の馬庭念流も頭を狙わせ、打たせるように誘って攻撃に転じるのも陰流の特徴と言えます。しかし、その手には乗らない武芸者も多かったようで攻撃型の陽流は幕末の新撰組で活躍しました。相手が構える前に素早い動きで叩き込めば手も足も出ないし、合気道の極意である体術(腕の動きを相手に察知させない)であれば相手が構えた瞬間に勝負は終わってしまいます。陰流も陽流もどちらが優れているとは言えませんが、両方できるのが理想だと思います。里見氏供養塔(榛名町光明寺)正面左の塔は千玄室建立 千利休は里見一族 先日里見氏の説明看板を隣に私が建立しました。