歩くことについては、沖縄空手、本部御殿手の上原師範は「御殿手の全ては歩きの中にある」と語ります、実際歩きつつ迫りくる相手を次々と制しています。「踵をやや浮かせる感じで、足の親指のつけ根に重心をかける。歩く際には、膝をまっすぐ伸ばし、胸を張って身体があたかも一本の棒になったかのような気持ちで歩く。足で歩くのではなく、全身で歩くという感覚が大切で、腹を中心として出て行くような感じで進む」と語っており、歩きの利点について、「相手の中に一瞬たりとも身をおくことの無い移動が可能になる」とのべています。私の歩きは腰腹を前に出す、足の親指を少しねじ込む感じで歩いて
    
います。いずれにしても、歩くことの利点は、「安定性が保てること」と間断のない移動が可能」という点に集約されます。入り身、転換の足遣いは違う方法です。

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