三波石 道場の庭
 

里見道場に展示中の元禄三年発行の居合の免許(林崎甚助重信元祖)に太刀取りが書かれています。


剣聖といわれた上泉伊勢守は無刀取りを創始したと言われています。現在の教育武道の先駆けです。合気道も戦いの武道では無く 精神教育武道として創始されています。ただし、精神武道とはいえ、植芝開祖の言葉「天の理法を体に写し、霊肉一体の至上境至る技であり道程である」つまり完成された精神と技(反撃の隙が無い)が求められます。太刀取りの技に真剣白刃取りと言う 有名な技があります。以前、先生は真剣白刃取りができますかと子供の母親に聞かれた事があります。「できません」と答えたところ、長野県の佐久市の演武会で見たといわれ、?と思いましたが、母親の態度は「できないの?たいした先生では無いな」と感じました。頭上に切り下ろされる太刀のスピードは人間の止める動作を超えています。できたとしたらインチキです。こういうことを演武会で実演するのはいけません。弾道ミサイルがウクライナ国に着弾していますが、迎撃ミサイルが打ち落とせないからです。人間には限界があります。真剣白羽取りはできません。