いにしえをかんがみていまをてらす 昔の達人を参考に努力せよ

(里見治平書)

武蔵は鍛練についてこうに言っています。「千をもって鍛となし、万をもって錬となす」一万回の稽古をもって鍛練が終了するといっています。一万回という数字は、休まないで、週三回〔年間120日〕稽古して83年かかります。毎日稽古して27年かかります。つまり一般人では不可能です。私の稽古日数は240日以上、これは道場で指導しているから可能なのです。



現在においては、合気についての情報が氾濫していますので、正しい理論を見つけて、正しい師範について・・・常に向上心のある師範につき、師範とともに、勉強と実際の稽古を両立させれば一万回までしなくとも、相当のレベルに達することができると思います。意外と早く達人の域に達することができるのではないでしょうか。