
一眼・二足・三胆・四力と昔からの武道の心得ですが、眼 眼付けについては流派により違います。私の家の家伝によると「紅葉の山を見るように」漠然と相手を観るということです。相手の体の一部分(刀、眼、手、足、肩、頭等) 観るとは心で見るということです。「心を散らさず、心で見る」馬庭念流の兵法心得に目に見えぬ所へ目を付けることが肝要、これを観見の心持ちと言う、とあります。目の次に大切なのが足です、足と言っても下半身すべての動きが大切です。三番の胆ははら、腹、丹田です。ここに気を落として泰然自若した精神になれれば最高です。それには人より稽古と探究心の努力により生じると思います。最後が力です、ほとんどの人は力が一番だと思っているようです。一眼・二足・三胆がそろったところで力が発揮されるとこの言葉は教えているようです