矛の方が強ければ盾が突き破られるはず。 これぞ、まさしく「矛盾」。 『矛盾』とは、物事や言動が食い違い、つじつまが合わない、という意味。または、「筋がとおらないこと」「論理的ではないこと」「道理にかなっていないこと」です。矛(む・ほこ)は剣、盾(じゅん・たて)です。
合気道の稽古をしていて、上達するとそこの技に矛盾を感じる人もいる。つまり、道理にかなっていないことに気づくと熱がさめて、そして、足が遠のく人も現れる。不人気店は不人気店の理由がある、開店しても多くの店が閉店すると聞きます。コロナ騒動で特に厳しい時代です。合気道の稽古で感じるのは、型の稽古が中心ですが、型を作るには正しい順番があります。一教の表の型を作るには前足から近づく→後ろ足を継ぎ足→二教→三教→四教→一教→起坐で押さえ という順番どおり行わないと無順となり返される(反撃)されると私は考えています。これは合気道の矛盾です。