多くの人は自分の師範を信じて稽古を続けていると思います。私の道場に通う人の中には、転勤などで入門した人が多いのですが、時々、今まで支持していた師範に疑問を抱いたため、今までの技が正しいことなのか確認に訪れる人もいます。そういう人の多くは即、入門となりますが、中には合気道の稽古を止めてしまう人もいます。井の中の蛙と揶揄しますが、だれでも陥ることですから、やむを得ません。人はそれぞれ考えが違います。私見として、井の中の蛙だと感じていた指導者がいましたが、その指導者が井の中の蛙になるなと言っていたのは、多くの指導者が井の中の蛙では無いと思っているからだと思います。権力者は裸の王様になりがちです。

世界一安全な日本で、護身術としての合気道は主流では無いかも知れません、たとえ、疑問を感じても楽しければ良いと割り切れればそのまま疑問だらけの道場で続けることもかまわないと思います。合気道は普段使わない関節や筋肉を動かし、創意工夫の頭の体操等、メリットがたくさんあります。里見道場には住居が50㌔~400㌔離れている人も来ていますが、私も井の中の蛙かもしれませんが、ならないように努力はしています。千葉の初見道場(忍術)には海外からひっきりなしに軍、警察関係の人達が稽古に来るのは、そこでしか味わえない納得できる「不思議」な技があるからだと思います。



我が家の庭に現れたたぬきちゃん。だまされないように。犬のふりをしていました。たぬきは普通夜に活動します。