
鍛錬は稽古で体を鍛える。丹練は腹を鍛える。鍛練は体が丈夫になる。丹練は精神、心が丈夫になる。宮本武蔵は千をもって鍛となし万をもって練となす。つまり、一万回の稽古鍛練で鍛練が完成すると例えています。この回数は毎日稽古をしなさいと言う戒めの言葉です。怠けない毎日の鍛練が丹練に繋がっていくと考えれば自分の未熟さに気付くと思います。これはあくまでも、指導者になる人の心構えです。一般の人は楽しく、できる範囲で稽古に励んでください。受けも取りも体を練るつもりで稽古をしたほうが楽しい。
万回の指導者は合気道も満開なはずなので理のある合気道を指導してくれると思います。「本当の合気は相手がだれでも引っ付いて離れない、力を感じない、いやみがない。」そこを見極めて指導者を選び稽古をすると良い。