例えば男が立て女が横で結〔産霊〕ばれて子供が生まれる。十に一画増やすと力になる。逆だとマになるので危険です。他にも立てが山、横が海、大自然は単独では衰退するものであって二つの相反する性質のもの同士を組み合わせることによって、新しいものを生み出す力を持っています。山があるから風が吹き、空の汚れ、穢れが払われます。海にも、波打ち際に寄せては返す波によって、岩に砕ける波によって汚れ、穢れを落とし、潮流によって押し流されます。魚や貝は海で獲るものですが、山の栄養分や鉄分が海に流れ込んで海藻が繁茂して魚介類を育てます。合気道では、受け手が横で取り手が立てです、二人が動いて交わり合気道が生まれます。〔武産合気…タケムスアイキ〕です。これを陰陽で捉えると陽は攻撃側、陰は受け手側ということになります。人は足を閉じて両手を広げると十字架と同じになります。90度が4つできます。両手を前に出しても90度が4つできます。手のひらを上にして足を一歩出すと転換の型になります。この型は非常にしっかりした形です。これも十字の法則で出来ています。合気の型は90°の半分の45°になります。45°は強くにも弱くにもなります。これには陰陽が伴います。詳しい解説は道場にて。