座ることは昔の生活習慣として、大きな位置を占めていた。武士階級もやはり同じで、その中から発展した日本武術は座技も必要であった。昔の武家屋敷では、刀や槍が室内で使いにくくするために、天井を低く設計したり、部屋を狭くする工夫もなされていました。座り方は、両足の親指を合わせ、あごを引き、背筋を正しくすえるようにする。このとき、膝と膝の間は拳二つないし三つぐらい開けて座る。正座から動作を始める時は、つま先をたてて、右足を立てたあと、前に向かって下ろすと同時に後ろ足を引き付けて進む、その時、姿勢は上下動を最小限にする。膝行は足や腰の鍛錬のほか、重心が下がる効果もあるので、時々は稽古すべきだと考えます。 やりすぎると膝を痛めるのでほどほどに。 
                正面から五人が押すのを倒す、五人倒し。