当身については指導者の考えで指導方法も一定では無いありませんが一撃必殺の空手とは目的も方法論も全く違うのでそのことについて説明します。合気道の当身は相手に直接打撃を与えることはほとんどありません。あくまで相手を制御するための方法の過程であり、霞の当てが中心でです
①相手の集中力を切る②相手の気をそらす③掴んだ手、腕などの軟骨や筋肉に刺激を与える。④相手の機先を制する。⑤防護体を取るため。⑥相手の中心を捉えるため⑦拍子(リズム)として。陰陽の当ての陽の当てとして体を使った当身、自分の身体を直接当てる当身〔前から、背中から、肩から、頭から「前後」〕等ありますが、空手は拳を鍛えるのに対して合気道は鍛えません。空手は「突き」「蹴り」「打ち」「当て」の攻め技が主体となるのに対して、合気道では制するまでの崩しが当て身の中心となります。