

道場は道を求める場所です。極論すると道を求める場所であればどこでも道場ということになります。仏教が道場を造営したのはそこが修業の場として理想だと判断したからだと思います。合気道も道場で稽古をするのはそこが理想の場所であるから「適当な広さ、心の落ち着き、合気道用の畳敷で安全、外が静か、和の雰囲気がある、別次元の世界観等」道場に来る人たちの目的も様々で、心の修行、体の理論追及、パワハラからの逃避、世間から逃避して一時の安らぎを求めて、友達づくり、強くなりたい、体作り、健康づくり、リフレッシュ、駆け込み寺的な場所等他にもあると思いますが「道場」の本来の目的は道を求めるところ、悟りを求めるところと私は解釈しています。道場でやっていけないことの第一はパワハラ、いじめ、けんかなど人の道においてマイナスな行動は道に反し(覇道)です。もし自分に少しでも当てはまるとしたら直ちに直す、できなければ稽古を止めて退場する、合気道は和合の武道、調和の武道です、けんかに強くなりたければ別のところがあります。即ち悟りの武道です。悟りとは差を取ること、宇宙との差を取る、稽古相手との差を取る、そして楽しく和気藹々と稽古をするのが私は好きです。いこごちのよい空間を求めて日々精進したいと思います。