
永字八法とは習字における八つの大原則です。「永」という字に八つの大入りからはね、止め等の原則が含まれているので、この字に熟達すれば他の字の習得の早道だと言う言葉です。それでは合気道にも○○八方は存在するのでしょうか、以前、植芝翁が四方投げさえできればそれで良いのだという言葉が伝わっていますので、四方投げが合気道の習字八方と言っても良さそうです。片手取り四方投げを分解するとどうでしょうか、表技 ①片手を掴まれる ②相手の手と体を受け流す ③手を振りかぶる ④転換する ⑤相手の背中に腕をつける ⑥腰を落としながら膝をまげて相手の腕を下ろす と言うふうに分解できますが細かい説明できないポイントはまだあります。これを完全にできれば合気道に大切な重心の安定、前後の移動、相手の腕のつかみ方、受けの導き方等上達の早道になることは間違いなさそうです。そうは言うものの基本原則は全ての技につきものであることは理解すべきです。