日光東照宮より三年早い筑波神社の三猿(みざるきかざるいわざる)左甚五郎作

心を落ち着けるとは対象に対して冷静になること、表現を変えれば上がらない心、無我の境地、冷静沈着などということでしょうが、武道では相手と対峙した時に浮足立っていてはすぐに負けてしまいます。心を落ち着けている「冷静沈着」である相手にとっては手玉に取る格好の相手です。心を落ち着けていれば相手の全てが見えてくると言われ、心の修行が必要と、座禅を勧める人もいますが、どの運動もそうですが、誰よりも多くの稽古、練習が自信につながり上がらない心、無我の境地、冷静沈着の境地になると私は思います。