詩人 金古みすゞの詩の中に「私と小鳥とすずと」と言う詩があります。私は空は飛べないが、小鳥より速く走ることができる、しかし小鳥は大空を自由に飛べる、私は体を振っても音はしないが、鈴はいい音色を奏でることができる。でも鈴は私のように唄えない、みんな色々の特徴があってそれぞれが素晴らしいという詩です。武道もやはり同じだといえます。合気道は剣道や空手、柔道にはなれないし、その逆も言える。みんなそれぞれ素晴らしいといえる。合気道の道場もまた同じ、指導者や場所が違えば皆違う、みんな色々の特徴があってそれぞれの味がある。色々な人が自分のすきな味の道場を探せれば仲間も増える。植芝盛平翁は他の武道の悪口は一切言われなかったそうです。私もそう思います。他の武道からたくさん教えられていますそして沢山のヒントを戴いています。他の合気道道場にも同じことが言えます。色々と教えていただいています。あり難いことです。道場でも同じこと、同じ人は一人もいない。みんな色々の特徴があってそれぞれが素晴らしい。道場には多業種のプロが集まっています。そして、たくさん教えられています。
