癒しのボディ・ワーク〔文教大学教授 今野義孝著〕の調査〔男性34名 女性15名を対象、週二回以上稽古、平均5年〕によると「合気道の稽古の効用として、心身の力みや緊張が解消され、自分の身体や自分のこころに対する気づきが深まり、それに伴って情動や葛藤の自己コントロールが可能になってくることがわかった。さらに、内的な活動の自己コントロール能力の向上にともなって、自、他をあるがままに受け止めることが可能になるものと考えられる。こころというものは、それ自体が単独で存在するのではない。また身体もそれ自体が単独で存在するのではない。こころと体が調和し、「心身」は精神と肉体のことで、「一如」は一体である意の状態となった時、私たちは充実した自己の存在を実感できる。」これが合気道の稽古による効果の調査結果です。