合気道は大本教という神道に影響を受けた植芝盛平という人が日本の伝統武道を再構築して伝えたものと言われています。では神道とはなんでしょうか、これは読んで字のごとく「かみのみち」です、しかし、この神は世界で言う唯一一つの神ではなく、日本では八百万の神と言います。ヤオロズノカミと読みます。ヤオロズとはたくさん「mnny」という事です。
日本人の考え方ではたくさんの神様に支えられて生きているんだと言う伝統があります。ですから神道は一神教の宗教とは異なります。宗教には教祖がおります、しかし神道は古来より教祖はいません、神界からの霊示〔詔、ミコトノリ〕を伝える役目を持った人(命 さにわ)です、なので、合気道開祖と言われる植芝盛平翁は神の霊示により合気道を体に現して伝えたと言うことになります。植芝盛平翁が神の法則〔宇宙の法則〕に則った合気の道が合気道という武道だと言うことになります。つまり、合気道の元は神の法則〔宇宙の法則〕を植芝盛平という命(みこと)が大衆に伝えた武道と言う解釈ができます。合気道は神の世界ではもともと存在していたということになります。師を神道に求めれば合気道の流派の自己主張も陰を潜めます。本当の和と愛の親和の武道が誕生すると思います。究極の心理、理合は共通と成るはずです。合気道の指導者は命になれるように努力すべきです。とは言うものの剣禅一如の仏教の影響を無視するわけには行きませんので命になるとともに悟道に至る道を探求することも大切だと思います。日本人は神仏混交(つまり同じ)と理解し、宗教戦争の無い大和(おおいなる和)の国として今日に至っています。
南朝最後の後亀山天皇陵墓 表は鳥居(神道) 奥の墓は五輪塔(仏教)
南朝に命を捧げた新田義貞の墓がある京都嵐山の滝口寺内部の床の間に私も関与した新田一門史が置かれていました。