寒くなると道場に通うのもつらいことが多くなってくる。外も暗いし、寒さも厳しい、仕事や勉強でくたくたになって気力も体力もほとんど使い切った後に、合気道の稽古となると、よほど好きでないと続かないし、合気道自体にそのことを超える魅力がなければ通う気持ちにはならない。幸いなことに合気道は仕事を忘れるほど難しいところがあるし、技も多い。気分転換には一番良い。技ができなくてもそれ程責任を追及されることも無い。また体にも良い。疑問をもって楽しく頭を柔軟にすれば頭はどうにでも回転する。自由自在に技も出てくるはずですが、現代の教育を受けた人達にはその想像力を要求しても難しいかもしれない。稽古の効用として言えるのは想像力の回復がはかれることだと
思います。合気道も一定の段階に行ったら「自主的、積極的に、合気道に関することについて」探求心と行動力を忘れないで稽古をすれば冬の寒さにも耐えられるのではないでしょうか。合気道の稽古はやらされてやっているのではありませんし、やりたいからやっているのですから。