我が道場のカリキュラムに初心者コースがあります。本当のところ初心者も上級者のコースに変わりがありません。さすがに有段者だけの時は基礎、基本をくどく解説することは控えていますが、だからといって全員が基礎基本どおりに行っていないのが実情です。基礎、基本に則って動いていればお互いが気持ちよく稽古できるのですが、なかなかできるものではありません。つまり、初級即ち上級、上級即ち初級です。初級の中に極意があることに気がつけば五級の審査技がいかに難しいか理解できると思います。