適当というと「だいたい」「大ざっぱ」な印象を受けますが「適切に当たるを省略して適当」と解釈しないと良いものにはならない。合気道でも適当に技を掛けろといわれてもどのようにしたらいいのかわからない。日本の芸事の指導は具体的な表現が少ないためつい「適当」になってしまいますが、適当の意味が「適切に当たる」となると相手の中心をとらえるのも、相手の弱点を捉えるのも、掴み方も、相手に対する向きも適切でなければなりません。指導者も的を射た適切な説明表現が求められます。