合気道を稽古する上において、感謝といえば、日々の積み重ねで毎回感謝することが大事だと思います。稽古を通して今までこういう風に変わった、こういうことに気がついた、健康になった等、今までの全体に対して感謝するということになってくると、深みが出てくる。それが積み重ねです。今日はこれをやった、ああ楽しかった、これでおしまい。といった点での稽古ではなく、前回の稽古の上に今日の稽古があると考えると線となって流れ〔繋ぎ〕が出てきますし、「気づき」がおこるのです。そして、感謝は稽古だけでなく、全てにおいて「大自然について〔空気、水、周囲の人、稽古相手、稽古の空間、場所、健康、自分が生かしてもらっていること、etc〕」感謝する、そういう風に考えていると、自分自身も変わってきます。