日本には無言の圧力、
無言の言葉、言外の言と言う言葉があります。心理学では身体言語と表現します、これを察して行動に移すことが「察しの良い奴だ」と認めてもらえます。それができない人はバカ、間抜けの人間と評価されてしまいます。石田三成が豊臣秀吉に寺で温度の違う三回お茶を提供した話は有名ですが、合気道の稽古は無言のうちに相手に合わせて行われます、無意識のうちにお互いが「察し」の稽古をすることになります。お互いが楽しい稽古をするためには察しが大切なのは理解できますが、受けが気を使いすぎると武道から舞踏になってしまいますので難しいところです。ぶとうでは踊りです。私の気持ち、動きを察して受けを取りなさいと言う指導者に出会うことが多々ありますが武道と考えると難しいところです。