初歩の型とは読んで字のごとく、武術特有の歩き方です。合気道は手足同行が基本です。右足が前に行くときは右手が勝手について行きます。次に習う基本技は護身術教室の手ほどきなどが定番です。合気道では手をほどいたのでは次の技にすすめませんのでほどけないように結ぶとともに相手を崩して技をかけます。 原型は剣を鞘から抜くときに相手に邪魔された場合の技法か ら生まれています。技ではありませんが、初歩の型には、立ち方、座り方、歩き方、足の向き、体の向き、顔の向き、手の位置、腰の位置があります。転換の型は基礎、基本として大切です。正面打ち一教は初歩の技として最初に習いますが、剣の操法を理解していないと習得するのは難しい技です。とにもかくにも古武道で大切な撞木足、巴足等の基となる初歩の型ができての初歩です。