

打ちのめされた人達は――競争社会特有の空気みたいなものを感じながら生きています。気持ちを変える方法として、自分の仕事の範疇にある人とは別の世界の人との交流が「気持ちの切り替え、前進、成長する機会」を与えてくれることが多いと感じます。里見道場にはいろいろなタイプ(業種)の人が入門してきます。私の生き甲斐はその人達から「情報を吸収すること」たとえ合気道の初心者であっても「医療関係では専門家、スポーツ関係ではプロ級の人、他武道を学んでいた人、学んでいる人、自動車関連、学校の先生、理系、文系等の色々な専門家がやってきます。私は吸血鬼のごとく虎視眈々(こしたんたん)と、私に必要な情報をいただいて血となり肉として今日に至っています。人は私にないものをたくさん持っています。世界は広い、たとえ嫌な奴でも小さなことは気にしないで(良い情報)をいただくことばかり考えていると相手のいやなところが消えていく、なぜか相手は認められていることに気づいて気を許してくれる。毎日、そんなことばかり考えています。ただし、自分の知識は出すこと、そうしないと相手は出してくれません。出と入りは法則です。