社会でのパワハラはよくあることです、人間は立場が上になると偉そうな言葉、態度をとりたがるいやらしい生き物です。それを内に秘めて出さない人は人格者と言われ人に慕われます。「実るほどに頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」私の経験では道場においても指導者が常に気配りしていないと後輩にパワハラ的な態度をとる人が必ず現れるので気を付けています。もちろん指導者のパワハラは許されることではありません、親切心、思いやり、指導が熱心過ぎると無意識なパワハラが発生します。後輩は弱い立場です。しかも、昇段の正否を握っている師範に対しては我慢するしかありません。武道に限らず上下関係を強要することは嫌われます。和合、調和の武道と言いながら高圧的、不遜な態度は絶対するべきではないと思います。合気道愛好者の多くは気分転換と健康、癒しを求めて稽古をしていると思います。稽古は平等で楽しくあってほしいものです。
道場の太鼓