柳生心眼流柔術は大太刀(おおだち)の稽古は呼吸力と丹田の開発に重点をおき、気力を充実させ一気呵成に攻撃する組立ちの形が伝わっており、大太刀の操法を修行するほか、同時に丹田を充実させ、そして、一気に爆発させる稽古をおこなっています。合気道のような柔術系においても、この丹田の充実が重要であるとされます。人間の生命力をつかさどるものが下丹田、上丹田は眉の間の奥にあると言われる〕を通しての力の伝達等、共通点が多く見受けられます。現在の合気道の稽古法には大太刀は勿論木刀での稽古をしているところは少ないようです。