手には五本の指があります。小指、親指、人指し指、中指、薬指です。武道で一番大切

のは小指です。剣の柄頭を握る時、小指で一番強くにぎります。薬指、中指は軽くに

ぎり差人指し指は浮かします。人の手首や体を握る時も同じです。そうすることで、リ

キミが軽減されます。全部の指で掴むことをベタ掴みと言い、武道では嫌います。合気

道で受けをとるときの握りもこうすることで握りが強すぎる、リキムナという師範の注

が軽減された経験がありました。今思うとこの握り方は受けに対する取りの握りで

あって受に注文するものではありません。