合気道に多大な影響を与えた大東流合気道元祖の武田 惣角の杖は鉄杖で、長さは1.5メートル、握りの部分は1.5センチ、握りの部分は紫の紐が巻き込んであったそうです。相当重いこんな杖を持って75歳の老人が旅をしていたと言うのは驚異というしかない。しかし、大東流の杖術の教本をみると、技の数は非常に少ない。 鍛練としての杖なのかもしれません。 鍛練のために足に重りを着けたり鉄下駄で歩いている人もいます。以前教えた柔道部の高校生は足首と手首に鉄砂のバンドを外してから稽古をしていました。上達したいという心構えからこういう習慣になる人がいるのかもしれません。