

昨年、四月二日の観音様と桜 と里見道場の桜
受けの攻撃と取りの捌(さばき)きの方法は、攻撃相手の動きとスピードに対して取りが拍子(リズム)を合わせることが大切と宮本武蔵の五輪書の中に出てきます。相手に合わせると言うことは動きとともにスピードも相手の拍子に合わせることで丸く制することができます。調子の良い奴ははたから見ている人にとっては嫌な奴でも向き合っている人にとっては心地の良い相手です。調子も音楽から来ています。調はしらべ(音の高さ,速さです)。調子よく先輩に合わせる後輩は可愛がられます。ただし武道である合気道も確かに先輩に気に入られますが自分を名人、達人とカン違いしてしまう裸の王様のような先輩が生まれてしまう危険をはらんでいます。武道はあくまで取りが受けに合わせるべきです。