
今地球が危ないと叫ばれ続けています。海面上昇も進んでいます。これを食い止めるために京都議定書や世界的な植樹も始まっていますが、自然破壊は止まりません。自然破壊の歴史は今から始まったわけでは無く、日本では弥生時代から始まったと言われています。稲作農耕は自然破壊の始まりだと言われています。
かつて東京から群馬にかけて関東平野は雑木林で武蔵野と言われ、縄文人には大変住みやすい場所でしたが開墾により人口も増え、公害も増えています。合気道の精神は弥生文化に対して縄文の考え方といえます。縄文思考は現代にも受け継がれています。愛の武道、和の武道とは即ち、宇宙との一体化、自然との調和を目指す武道であるから、それには、日々の生活において地球を破壊しない、汚さない気持ちを日々心掛けることも、稽古の一つと言えます。