
禍福はあざなえる縄のごとし。人生は山あり谷ありで、いろいろな山や坂があります。不慮のトラブル、偶然の出会い……。それが「予期せぬ幸せ」であればいいのだけれど、「まさか」は大抵、悪いほうの目に出ます。だからこそ「まさか」が起こるときは、「人間性が試される瞬間」でもあります。ふだん偉そうに威張っていても悪い「まさか」の時に人間性が現れます。合気道の場合、攻撃や質問に絶句してしまう指導者だと、もう道場生からの信頼は失なわれます。その逆に、涼しい顔をして切り抜ける姿を見せることができたなら、道場生たちの心をしっかりつかむことができるはずです。この差はあまりに大きい。口で誤魔化さずに体で示すことができることが大切です。令和の時代を期待していた人が多いと思う。オリンピックがやってくる。世界の人がやってくるとわくわくしていた人が多いと思うのだけれど、まさか;コロナがやってくるとは夢にも思っていなかった………