ほこりが毎日たまる里見道場内


合気道を稽古する心得について、二十三年前に箕郷町で始めた時のパンフレットに〔会場〕に入室した際は一礼をして入ること、マットは稽古開始時間前に皆で敷くこと、遅れて来て稽古を始めるときは正面に向かって正座で一礼すること、指導者、稽古相手には礼儀をもってあたること。自己中心の自分だけが楽しい合気道はしないこと、相手を傷つけることはしないこと、足、手の爪は切っておく、稽古中装身具は身につけない、稽古中無駄な会話はしない、終了時は〔会場〕の後片付け、清掃をすること、退出する時は会場に一礼する。こんな内容だった訳ですが、今はこのパンフレットは渡していません。実際は武道では常識の範囲内です。礼儀を知らないと結局損をするのは自分です。これを読んだ方がもし実行していなかったら実行してください。これが当たり前の雰囲気を作ってくれれば良いと思います。先生ここに「ほこり」があると注意してくれた道場生がいましたが、気が付いたら自分でほこりを取り除く(フッフッと吹くのではなく雑巾で拭く)のが日本の伝統では稽古の範疇ですから。気配り、目配り、忖度、実行は稽古の範疇だと思います。