文明の発展と後退、消滅は太古の昔から繰り返されてきています。今はアメリカを中心とした西洋文明が世界に影響力をもって君臨しています。アメリカのグローバルスタンダードに従っていれば世界の一員として、富と安全が保証されている訳です。しかし、今の世界が変わり目にあることに気がついている人も多いと思います、大きい変化としては、西洋の論理の行き詰まりです、歴史をみると、400年周期で西洋と東洋が交代しながら歴史が続いて現在に至っています。武道でいうと、競争のなかで勝ち残ったたった1人の勝者(一部の人間が世界の富の多くを所有しているそうです)の価値観から、競争のなかで努力した人間の全てが素晴らしいと言う価値観を持つ文化が評価される時代になり始めています。西洋の影響を受けた、破壊を中心とした武道が現代の主流です。まさに男のスポーツです。では合気道はどんな武道でしょうか、私見ですが、女性的な武道です、試合も無い、破壊することはありません、健康にも、身を守るにも非常に良い。日本の武道の中で一番女性の割合が多く、女性の道場長までいます。女性的な時代を「女時」といいます。女性は男性に無い生産の神〔土偶〕です。まさに合気道は武産合気です、どんどん技が発展していきます。今は「男時」の時代から「女時」の時代への移行期ともとらえられます。合気道の時代になる夜明け前だと思いたいのですがいかがでしょうか。 自然との共存共生 出雲大社入口