写真は合気道(館長書)天の浮橋(植芝開祖書) 円相壺


道場で稽古をする時に合氣道と書かれた掛け軸が多く使われています。もし、稽古をする場所に掛け軸も何も無いとすると、そこは道場ではないことになります。中心の無いところでの稽古は魂〔たましい〕の無い魄〔かたち〕だけの稽古ということになってしまうと言う考え方が日本では一般的な考えだからです。掛け軸一つで場所が神聖な場所に変化するという考え方は他にも多数あります、黒沢監督の影武者のシーンで陣幕を張って軍議をしている場面がありますが、陣幕の中は一時の城です。大将の居る陣地が奪われたら敗戦ということです。合気道の掛け軸を道場に掛け、神聖な気持ちでの稽古はより充実した稽古ができると思います