合気道には二つの技があります。掴まれた状態で反撃に出る技と掴ませて技をかける二種です。タイミングが解ってくると道場では手や肩などの体を掴ませる技は受けが忖度してくれるならば上達が早いように思います。しかし、掴まれた状態で反撃に出る技は相手が屈強な場合は本当の合気 理論が身についていないと無理です。まだこの理論が解っていないころ(すでに指導者でした)に現役の群馬県柔道チャンピョンが稽古に来て、うまくいきませんでした。当時の私の理論は未完成だったことを気づかせてくれる事件でした。お蔭で一皮むけることができ、陰陽の法則という私なりの理論が生まれました。先日、195㎝の格闘技未経験の外国人がきたので久しぶりに大きい人に相手(掴まれた状態で反撃に出る技)をしてもらいました。楽しかったです。もちろん投げたり、痛めたりはしませんが。つまり、掴まれてしまった場合は触れた部分を先に動かすと上手くいかないということです。自己中心の人がうまくいくはずがありません。