上泉伊勢守信綱は群馬の大胡城が陥落後箕輪城主長野業政の旗本として活躍、箕輪城落城(永禄9)浪人として京都で新陰流の普及に努め、柳生新陰流は最も有名です。毎年10月に箕輪城まつりで演武が奉納されています。敵に従って転変して一重の手段を施すこと、恰(あたか)も風をみて 「敵の仕掛けは千差万別で定まりない。ゆえに我は敵に従って 転化し勝利する」その転化する勢いはあたかも 風を見て帆を使う がごとく滞りの無い勢いである。そうした勢いを心に秘め、心の働きに従って自由自在に 転化変転することが、勝負の大切なところだと言う意味です。合気道の稽古において、受けの動きを読んで受けに合わせる稽古をより重要視する必要があります。