法とは水(サンズイ)が去る つまり水は上から下に流れます。法の漢字の成り立ちからすると法とは自然の法則を表現していることになります。合気道の三大要素である入り身、転換、呼吸法の呼吸法は自然の法則に基づいた呼吸となります。自然な呼吸とは相手(受け)と呼吸を合わせる、ここで言う呼吸は拍子です。つまり、合気道の稽古は受け(攻撃側)に合わせなければいけません。受けが来るのを待っていては稽古になりません。受けが手首を掴んでから動いたのでは遅いのですが、受けが中心に向かって合わせに来たところをサッと身を躱(かわ)す方が容易に捌けるのでこれで良しとしてしまいがちですが、受けに合わせる入り身、それに伴う(拍子)を身に着けないと武道になりません。この拍子がないことを拍子抜けと表現します。