
合気道の世界で「私(俺)が一番強い」とカン違いしている人を見たことがある。試合の無い武道で、しかも身内の中で強いと思い違いしている人を見ると笑ってしまう。簡単に返される欠陥技に気づいていない人も多い。稽古相手が忖度していることに気づかない人もいる。私の四教の技を受けたいと言う人がいて「わざわざ出向いてかけたところ」私に聞こえるように「大したことない」と嫌味を言われたことがある。忖度して手加減したことに気づかなかったようで「もう一度かけます」と再度かけたことがある。結果は相手の望み通りになったことは言うまでもありません。受けも取りもカン違いが多いのが合気道。怪我をさせようと思えばさせられるのが合気道。いろいろなカン違いが発展を阻害する。強くなるのではなく、上手くなること。強さを表に出さないこと。強いと言っても所詮は体術、いざ戦争があったとしてもそれほど役に立つとは思えない。