和合、調和の武道 松尾芭蕉の笈の小文のなかに昔からの日本人の考え方として「造化に従い四時を友とする」と言う言葉があります。造化とは自然の変化、四時とは春夏秋冬です。自然に逆らわないで生きることが生きる極意を表現した言葉だと思います。自然を宇宙、稽古相手を小宇宙に例えると良いと思います。世界の人たちの多くが自然は征服することで幸せになると考えているようです。征服では和合、調和の武道は生まれ無いと思います。