群馬では春と秋の二回、本部師範を招いて合同稽古がある。いろいろな場所で稽古をしている人が集まってその師範の技を勉強する。とはいうものの習っているところの合気道が身についているので素になって習得するのは難しい。なかには参加しるしのハンコ目当ての人もいる。悪い言葉で表現するといろいろな流派(極端に違いがあるわけではない)や、熟練度も様々な人達がいろいろな人と稽古をするといろいろな発見や気づきがある。十人十色という言葉は合気道にも当てはまります。でも、講習会の主役は指導する師範ですから「しはん」を「ひはん」することなく受け入れて稽古をするのが礼儀というものです。いつも同じ相手の場所では味わえない体験は貴重な体験です。自分の稽古場所のレベルもわかります。習った技を道場で見直しし、確認するのが里見道場の習慣です。